谷山恭子
Kyoco Taniyama
2014年
神奈川県横浜市青葉区美しが丘1丁目〜3丁目 たまプラーザ駅周辺・遊歩道(三角公園、団地の庭、ドーナツ公園、肉のポールほか)
around Tama-plaza, Utsukushigaoka, Aoba-ku, Yokohama-shi, Kanagawa
神奈川県青葉区の住宅街でアート作品を展示するAOBA+ART2014リビング・アーカイヴ展出品作品。
震災以後各地で継続している緯度経度を用いて「わたしたちの日常に感謝し、いつもと変わりない日々を祝福するプロジェクト」。
団地を通る遊歩道上の植物、遊具などにその場所の緯度経度の座標が示され、今いる場所を「緯度経度」を通して体験する作品。
(展示期間:2014年9月20日〜10月5日)
35°34’44.17″N 139°33’29.64″E
●たまプラーザから各都市への距離を示した放射状サイン中央に緯度経度を記した作品。
放射状の中央に立つと視覚効果で不思議な感覚を味わうことができる。
35°34’47.10″N 139°33’26.00″E
●遊歩道を歩いてすぐの植木のひとつ。ツツジに見えるのは白とピンクのリボンで3000枚が取り付けられている。ピンクのリボンにはこの植木の緯度経度が、白のリボンには「I’m here」と書かれている。
ピンク色は花ではなくたくさんのリボン。うっかりすると見落としてしまうかもしれない。
よく近寄って見ると、リボン一枚一枚に緯度経度が記されている。
35°34’52.36″N 139°33’18.76″E
●公園の樹木に取り付けられたカーブミラーに座標を記した作品。ミラーそれぞれの座標が記されている。自分撮りすることで「いまここ」の自分を撮ることができる。
カーブミラーを取り付けたことで、カラスが減ったという思わぬ効果もあったとか。
35°34’58.00″N 139°33’12.00″E
●墨田区でも行った滑り台に位置情報を組み合わせたもの。小数点以下のないクロスポイントの緯度経度をピンクの滑り台をよく見ると見つけることができる。
35°34’59.00″N 139°33’24.00″E
●古くからたまプラーザの街で営業しているお肉屋さん。展示期間中コロッケを購入すると小作品を見ることができた。