1968/2001年
東京都港区赤坂8-11-32 港区乃木公園内
NOGI Park 8-11-32 Akasaka, Minato-ku, Tokyo
東京都港区指定文化財に指定されている旧乃木邸の脇にある、乃木将軍こと乃木希典(のぎ・まれすけ)と辻占い売りの少年の出会いを描いた銅像。
「乃木将軍と辻占い売りの少年のお話は、明治24年、乃木希典が陸軍少将の時代に用務で金沢を訪れたときのお話です。希典は金沢で偶然、当時8歳の今越清三郎少年に出会います。今越少年は辻占いを売りながら一家の生計を支えていました。この姿に感銘を受けた希典は少年を励まし、金二円を手渡しました。
今越少年はこの恩を忘れることなく、努力を重ね、金箔業の世界で大きな実績をあげました。
この銅像は、こうした乃木希典の人となりを伝えるものとして、昭和43年に六本木六丁目の旧毛利家の池(ニッカ池)の畔に立てられました。六本木六丁目開発のおり、乃木将軍縁のここ旧乃木邸に移されました。」